芝居やカメラや日常のお話。【演劇集団es 公式ブログ】

来年度からメロープラザ（袋井市）と演劇集団esとの協働事業として、
「my life －９割ドキュメンタリー朗読劇－」
という企画を立ち上げることになりました。

どんな企画かというと、
『一人の方にお話を聴いて、その方の人生の一場面を私が脚本にして、その方自身とesの役者が一緒に朗読劇にする』、というのを繰り返します。

その朗読劇は、映像作品にして、メロープラザのYouTubeにライブラリとして、保管されていきます。

いろんなところで説明しても、私の説明下手もあり、なかなか伝わらないのですが、丁寧に進めたら、すごく良い企画になると思うのです。
私の好きなテレビ番組で「ドキュメント７２時間」というのがあるのですが、普通の日常生活を送る方の体験がすごく心動かされることがあるんですね。
そんな嘘のない、人間の心を描くことが演劇で出来たなら、それはちょっと凄いじゃないかと、企画の話が始まったときにワクワクしたのを覚えています。

大きな企画ではなく、小さな企画を積み重ねるイメージで、ライブラリを厚くしていけたらと願いますが、自分の能力や胆力も試されます。

説明が難しいと書きましたが、その対策として、１１月にサンプル作品を劇団で制作することになりました。

それを映像作品にして、「こんなものです！」、と見ていただけるものにしたいと思います。

実は、このサンプルも私自身が昨年、手術をしたときの経験をほぼ嘘なく脚本にしたもので、うちの役者に演じてもらうことにしました。

やったことのないことをやるというのは、勇気のいることですね。
そのうえ、来年度の約束までしてしまって、「まったく、なんてこった」と自分でも思います。

ホールの館長さんがとても素敵な方です。偉ぶらないし、うちのような小さな劇団のことや私のことも真剣に気遣ってくださいます。

劇団や個人として、新しい企画が立ち上げるたびに、多くの方にお会いする機会があります。
優しい方や親身になってくださる方もたくさんいらっしゃっいますが、反面、馬鹿にされたり、見下されたりすることも多いのが現実です。（もちろん私の力不足が大きな原因です）

そんな中、私ごときに期待して信じてくださってるのだから、楽しみながらも、成功させて、恩返しできるように、取り組みたいと思います。

また作品が完成・公開されたら、ご報告させてください。